コラム10 小説の書き方そうこうするうちに……いつか、【起】と【結】がつながります。 ここからが仕上げになります。仕上げのポイントもたくさんあります。 ・全部読み直して文書校正。特に……同じ言葉を繰り返していないかチェックします。 【ダメ社員】は「そのとき」「〜した瞬間」「悩んだ」といった言葉をやたらと使う傾向があります。下手すると、1ページに3回も4回も使ってしまう。反省しつつ、癖はなかなか直りません。直すのが大変です。 ・どんでん返しができないか考えます。 実は違う人が犯人だった。ハッピーエンドで結ばれたと思ったらオカマだった。勝ったと思った瞬間、心臓麻痺を起こした。等々。どんでん返しがあると……最後を締めやすい気がします。 ・伏線の回収、伏線の張り直しをチェックします。 前にほのめかしておいた「伏線」を全部回収したか、逆に話がいきなり飛ぶ前に話が飛ぶ「伏線」をちゃんと貼ってあるか。伏線があると、話に深みが出ると思います。 コラムHへ |